« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »

2008年12月

お手紙を書く心構え

国民生活センターの方に相談した結果、
不当に修繕費を請求されていると判断したので
契約書の『甲』にあたる家主さん“牡蠣田さん(仮名)”に
お手紙を書く事にした。

簡潔に【内容証明】で送る方法もあったのだが
今回は【配達記録】で伝えたい事をしっかりと書き綴る事にした。

国土交通省のガイドラインは数年前にできたものである事と、
“東京ルール”と呼ばれているあたり、
こちらのような地方都市にはまだ浸透していないなどの理由で、
もしかしたら家主さんがガイドラインを知らないのかもしれない。
いきなり【内容証明】では大人げないんじゃないかと思ったのだ。

あと、さすがにこれからどうなるのか多少動揺もしていた。

しかし、ムリを言って部屋を貸してもらったわけではない。
あちらの言い値の敷金・礼金・家賃を1度も滞る事なく支払い、
きちんと原状回復し、
返却をした。

私【借主】と家主【貸主】はフィフティーフィフティーの立場である。

気後れしたり萎縮する事なんてない。
毅然とした態度で手紙を書こうと決めた。

もし、ガイドラインを知らなかったとしても
契約書に記載されていない修繕費を請求してきて、
異議を申し立てても話し合いすらしようとしなかった相手だ。
ガイドラインを知ったところで素直に引き下がるとは思えなかった。
【内容証明】ではないけれど少し強めにいこうと思った。

インターネットで検索をする。
【敷金 返還 内容証明】
【敷金 返還 テンプレート】
検索すると本当にたくさんの件数がヒットした。

世の中には敷金トラブルが蔓延してるのだ。
私だけではない。

その中から数点ピックアップし
使えそうな用語や言い回しを組み合わせながら
お手紙の内容を考えた。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マンションについて

12月1日のブログに

『私が住んでいたマンションはペット可のマンションだった。

ペット可専用マンションというわけではないのだが居住者は全員ペットを飼っていた。

逆に言えばペット可じゃなければこのマンションには住まない。

もっと他に安くて良いマンションがある。

このあたりの詳細についてはまた改めて。』

と書いたが、ここで詳細を。

私が住んでいたマンションは

築年数は15年と新しくはない。ボロボロというわけではなかったが。

単身者用のマンションで入居者は女性が9割と多いのだが

セキュリティー関係の設備は全くなかった。

防犯カメラは無い。

マンション入り口にオートロックのドアは無い。

部屋のドアもオートロックでは無い。

部屋のドアの鍵は「一番ピッキング被害に遭いやすい」とTVで紹介されていたタイプが1つ。

新しい入居者の為の鍵交換はしていない。

ドアにインターホンはついておらずチャイムがついていた。

せめて玄関にセンサー式の電灯でもついていると良かったのだが

廊下の電灯も切れたままになっているような管理状態だった。

エレベーターは無い。

ガスコンロの設置はできない。

コンロは電気式。といってもIHではない。

鉄板が熱くなるタイプのコンロが1つ。

そしてかなり参ったのは日当たりが悪い。

悪いというより無い。

隣のマンションと近接している上にベランダには目隠しの為のアクリルの板が

2.5mくらいの高さで張られていて日も入らなければ風も入らない。

もちろん布団は干せない。

ただ、その時はなるべく早く部屋探さなければならない状況で

職場から近くてペット可でトイレと風呂が別という最低条件をクリアしていたので

とりあえず契約をした。

セキュリティーや日当たりなど後から気づいて後悔したが遅かった。

私の落ち度だ。

こんな条件だが家賃は相場より1万5千円くらい高かった。

しかし『ペット可だから』と納得した。

その1万5千円は家主さんにとって保険みたいなものなのだろうと思った。

猫が柱や壁でガリガリと爪とぎをするかもしれない。

強烈な獣臭やシミを残されるかもしれない。

でもこの1万5千円でエアコンクリーニングやクロスの張替えハウスクリーニングをするための積み立てなんだろうと思った。

ペット可物件が少ない中、心の大きな動物好きな家主さんのマンションなんだろうと思ったりもした。

うちの地域では敷金が3ヶ月、礼金が1ヶ月が相場だが

このマンションは敷金が4ヶ月、礼金が1ヶ月だった。

その時は

もし部屋中の壁や柱をバリバリにされて、臭いも強烈で敷金3ヶ月で原状回復ができない場合に借主に追加請求をするよりは

初めから敷金を多めにもらっておいた方がトラブルにならないという知恵なのだろうと思った。

だから通常より多い敷金も相場より高い家賃も気持ちよくお支払いした。

滞納も遅れも一切なく。

しかしここにきて

『ペットを飼ったからクロスは汚れていなくてもに匂いがついてなくても全部新品にして出て行け。エアコンクリーニングしろ。ハウスクリーニングもしろ』とは・・・。

そんだけ請求するなら、なんでこの条件であんなに家賃高いのさ(# ̄З ̄)

最初からそのつもりで敷金4ヶ月分とってたんだよね。

家賃が相場より高いのもペット可だからってわけではないんだよね。

がっかりだよ。

だったら家賃がもっと安くて、

セキュリティーもキッチン設備も満足できてエレベーターもあって

日当たりも風通しも良い、

しかしペットNGのマンションで黙ってペット飼って退去の時に

クロス張り替えとエアコンとハウスクリーニング請求されて

『すいません』とお支払いして引越しした方が安全だし経済的じゃん。

常識的にそんな事はしないけどさー。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

私のヒーロー

こりゃ、敷金返還訴訟になるな。と、思った私は知人のすすめで

国民生活センター(消費者センター)へ行く事にした。

国民生活センターの扉を開けると

真面目そうなちょっと影の薄い感じの男性が応対してくれた。

個室に通され

「本日はどうされましたか?」とやはり真面目そうな感じで聞かれた。

これまでの経緯を簡単に説明し、見積書と契約書を見せた。

男性は契約書をじっくりじっくりと隅々まで読んでいる。

1枚めくり2枚めくり3枚めくり

1枚戻り・・・2枚戻り

それはそれは契約書に吸い込まれるように丹念に読み込んでいる。

私は緊張しながらそれを見守る。

最後までしっかりと目を通した後、顔を上げると

表情が先ほどまでの真面目顔から“眉間にしわ寄せ顔”に変わっていた。

「書いてませんね。そんな条件」

彼は裁判官でも弁護士でもないが、その一言はとても心強かった。

それから、

「敷金の返還トラブルはとても多いんです」といった話をしてくれた。

住んだ年数にもよるがクロスは破ったりひどく汚した部分のみ修繕費を負担するものであること。

それも新品ではなく減価償却率を考えて算出した金額を請求されるべきである事。

そしていくつか質問された。

男性 「部屋でタバコは吸いましたか?

部屋にカビを生やしてしまったとかは?

破ってしまったとか傷つけてしまったとか全面張替えを要求される心当たりは?」

私 「タバコは吸いません。

カビも生やしていません。

家具がこすれてしまった箇所が少しあるかもしれませんが、写真とか撮ってなくて・・・・。

立会いもなかったのでどの部分を請求されているのかわからなくて・・・。

電話で破損箇所を聞いたのですが『入居する時の条件で、退去する時は全部キレイにして出てもらう条件だ。と伝えてある』の一点張りで・・・。ハァ・・・」

性 「その条件は聞いていたんですか?」

私 「いいえ。聞いてません。家主さんにお会いした事もないので」

男性 「んー。そうですねぇ。天井までクロス張替えの請求をされているって事はキズや汚れなど関係ないって感じですね。

天井にキズつける事なんてそうないですからねぇ。

あとですね、一応お聞きしましたけど入居時に条件として伝えていたとかいなかったとかの点なんですが・・・。

基本的に、契約書が絶対です!

この契約書にはそういった文言が全く書いていませんので請求されるものではないです。

ここにあるのは『原状回復するための費用を敷金から相殺する事ができる』という事だけです。

原状回復は通常の使用でついたキズや汚れや消耗品についてはあてはまりません。

テレビの裏やレンジの裏の壁が電気焼けで黒くなったり、日当たりの良い窓際に置いたタンスのせいでクロスに日焼けの跡がついてしまったり。

これらは経年劣化とよばれる傷や汚れで、普通に生活していれば誰にでも起こり得るものです。こういったものは通常は家賃から家主さんが修繕するものです。」

そして1枚の用紙をくれた。

『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』

これをわかりやすく説明したものだった。

男性 「これ差し上げますね。

これにも書いてありますが、ハウスクリーニングやエアコンクリーニングは基本的に貸主負担です。

クロスに関しては、私は状態を見てませんので確実な事は言えませんが、通常の使用でついた汚れなら請求はできません。キズなどの内容によりけりでしょうけど。

ゴムパッキン2個?これは・・・アハハ」

家主が送ってきた見積書は笑っちゃうくらいおかしな見積書だったようだ。

で、男性はここでテンションが上がってきて

男性 「こういうトラブルを解決するのに小額訴訟という制度があります!」

これには私もビックリした。

最終的には訴訟もあると思っていたが、それまでに何段階も手順があると思っていたからだ。

甘えた事を言うようだが、

国民生活センターの人が家主や不動産屋に電話をして

『ちょっと!こんなのおかしいでしょ!ちゃんとしないとダメでしょ!』みたいな注意をしてくれて

それでもダメなら内容証明を出してそれで最終的には裁判・・・といった

手順かと思っていた。

とつぜん訴訟する事になった(?)私はやはり動揺してしまい

私 「訴えるのは不動産?家主さん?どうすれば・・・」

男性 「この場合、家主さんですね。契約書にある【甲】にあたる人です。

ですがその前に1度お手紙書いてみましょうか」

そうそう。その流れだよね。

私 「お手紙を出すのに何か気をつける事はありますか?」

男性 「配達記録で出す方法と、内容証明で出す方法があります」

簡単に違いを説明すると

配達記録・・・相手が手紙を受け取ったという証拠が残る。しかし手紙の内容は記録に残らない。内容が証明できないので裁判での証拠にはならない。手紙の内容が盛りだくさんでも比較的費用が安い。

内容証明・・・相手が手紙を受け取ったという証拠が残る。手紙の内容も郵便局に記録が残る。裁判の際に証拠として提出する事ができる。決まった様式で記入する必要がある。枚数によって金額が変わるので言いたい事がたくさんある場合には費用が高くなる。

男性のおすすめパターンとしては

配達記録で思いの丈を綴る。

キレイに住んだ事。契約書に書かれていない修繕費を支払うつもりはない事。全額返金して欲しいという事。

ここで私も思わず

「え!?全額返してもらえますかね!?」

男性 「あ・・・いえ。ここは全額返金じゃなくてもいいです。返して欲しい金額でいいです。フフフ」と

ちょっとテンションが上がりすぎた事を照れていた。

でも、全額返してもらえるんじゃないの?って思えるような内容なんだろうな・・・・と自信がついた。

で、私も「どうせダメもとなんで、全額返金でお手紙書いてみます。フフフ」と

テンションが上がってきた。

よくあるパターンでは、このお手紙で家主側が

訴訟など面倒な事を避ける為にかなり譲歩した案を出してくる事が多いという。

とにかくこちらの『言いなりにはなりませんよ。泣き寝入りはしませんよ。本気ですよ』を、いかにしっかりと伝えるかという事が重要なのだという。

そして、それでも相手が譲らない・もしくは無視するようなら

内容証明で簡潔に

敷金返して下さい。ダメなら法的手段に訴えます。

といった内容のものを送る。

そしてそれでもダメなら

小額訴訟に移行する。

以上がおすすめパターンのようだった。

私もそのパターンで攻めて行く事に決めた。

そして、男性はお手紙にどんな風に書けばいいのかは

例文がインターネットなどで検索できるのでそれを参考にしたら良いと教えてくれた。

さらに小額訴訟についての小冊子と裁判所の地図を渡してくれた。

裁判所の代表電話番号や最初に行く窓口の説明も丁寧にしてくれた。

何度も何度もお礼を言って、国民生活センターを後にした。

こんなにも親切に甲斐甲斐しくしてくれるものだとは思わなかった。

国民生活センターを後にする時には、真面目そうな影の薄い感じの彼がとてもステキに見えた。

だって彼はピンチを救ってくれたヒーローだからheart04

頑張って家主さんにお手紙書かなくちゃ。

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

腹を決めた

家主サイドは

『ペットを飼っていたんだから退去するんなら

エアコンクリーニング

ハウスクリーニング

クロスの全面張替え

全て借主が負担するのが当たり前だろう』という考えのようだ。

(ゴムパッキンまで請求しているあたり、ちょっと悪質な相手なのかもしれない)

しかし、退去までの約2年はペットを連れ込んでいない事。

それまでも実家の犬を預かる程度の使用状況を話すと

『エアコンクリーニングのみ免除します』と妥協案を出してきた。

私は妥協案を聞いているのではない。

破損箇所・汚損箇所など具体的な理由を聞いているのだ。

-------これが前回までのお話-------

ノンビリ不動産のワカメより電話が入る。

内容は・・・

家主側から破損箇所・汚損箇所の具体的提示はなかったとの事。

傷などがあってもなくても入居時に『退去の際には修繕する事』と伝えているはずなので請求は取り下げないとの事。

消費者センターに相談でも訴訟に持ち込んでもらってもかまわない。

との返答であったらしい

ほぅ・・・。これは強気な。

『そうですか。残念ですが・・・順を追って手続きを進めて行く事にします。

また、ご連絡致します。』

とだけ伝えて電話を切る。

賃貸契約書を引っ張り出し

バババババッとめくって目を通す。

隅々まで読む。

小さい文字でいろいろ書いてある。

甲とか乙とか途中でどっちがどっちかわからなくなる。

それでも2度、3度と読み直す。

そんな条件どこにも書いとらーーーん!!

・・・勝った( ̄ー ̄)ニヤリ

もう確信した。

やってやる!!訴訟でもなんでもやってやるけん!!

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

バトル勃発!

ノンビリ不動産のワカメから電話があった。

ワカメ 『お世話になります。家主様は、入居時にその条件を出していたはずだから全て負担して頂きます との事だったんですが・・・』

(゚Д゚)ハァ? 聞いた事ありませんけど!?

私 『え??聞いてませんけど?私、家主さんに1度も会った事ないですし。』

ワカメ 『しかし家主様は、入居する時に伝えていたはずだからとおっしゃていて・・・。

ペットを飼うのだから退去の時にはそのように修繕すると伝えているはずだと』

私が住んでいたマンションはペット可のマンションだった。

ペット可専用マンションというわけではないのだが居住者は全員ペットを飼っていた。

逆に言えばペット可じゃなければこのマンションには住まない。

もっと他に安くて良いマンションがある。

このあたりの詳細についてはまた改めて。

私にも小型犬が1匹いた。

ただ、実家に預ける事の方が多く後半の2年はほとんどマンションに連れて行っていない。

私 『ペット不可でペットを飼って請求されるなら理由として納得できますけど、

ペットを飼う許可をもらって入居してあとからそれはないでしょう!?

では、4年間お世話になったという事でハウスクリーニングはこちらで負担しますけど・・・。

それ以外はちょっと・・・。

部屋にキズとか汚れがあったのですか?それならお支払いします。

あと、ペット可で入居しましたが実際は実家の犬をたまに預かる程度だったので

臭いもついてないですよ?退去した後の物件を確認しましたか?』

ワカメ 『いえ。私どもは仲介ですのでその辺りについてはわからないんです。

今回の見積もりも家主様が独自に頼んでいる管理会社からのもので、

うちの管理会社ではないので仲介のみの関係で・・・』

ん?なんかよくわからない事を言ってきたが。

とりあえず家主がそう言ってるからノンビリ不動産はどうにもできないって事なのね。

家主とグルになってるわけではないって言いたいのかな。

どうでもいいわそんな事。

私 『キレイにして出たつもりなんですけど・・・。キズとか汚れがあったのか聞いてもらえますか?』

ワカメ 『はい。連絡してみます。』

ワカメから電話があった。

ワカメ 『家主様がペットがいなかったのならエアコンクリーニングは免除します。との事でそれ以外はやはり全額負担して頂くと・・・』

カーン!!bell

私の頭の中で試合開始のゴングが鳴った。

私 『・・・・・そうですか。

では、請求するのでしたらそれなりの根拠を文書や写真などで提示して頂くように伝えて下さい。

電話ではなく、FAXでも郵送でもかまいません。

臭いや汚れや傷など私の過失部分は御支払い致しますので。

根拠もないのに請求するというのでしたら、こちらも法的な手段も検討しなければいけません。

そうなるとこの請求は通るものではないでしょうし家主様にとってお金だけではなく時間も無駄にするだけだと思いますので。

よろしくお伝え下さい』

ワカメ 『はい。かしこまりました。またご連絡致します』

そういう事か。むこうは交渉するつもりなんてないんだ。くそぅ。

これは本気でかからないと・・・

人気ブログランキングへ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年11月 | トップページ | 2009年1月 »